8ビット箱

インターネットがつまらなくなった パート2

インターネットがつまらなくなった 、パート2でも。

個人的にはネットが面白くなくなったのは個人ウェブサイトが衰退してしまった辺りのタイミングと重なっている気がしていて。 1990年代から2000年代前半まで、個人ウェブサイト(個人ホームページ)が賑わってたと思う。

特にWindows 95がリリースされた後からが一気に増加し始めてた。 恐らくその理由はWindows 95からはOS自身がインターネットサービスへダイヤルアップ接続できる機能を持つようになったことが大きいのかも。

インターネットサービスプロバイダ(ISP)の個人ウェブ用のスペースを利用したり、本格的にCGIを使いたくなったら、ウェブホスティングプロバイダでサービスを契約したり、更にもっと気合い入れて個人でドメイン名を取得したり。 ちなみに当時わたしが独自ドメイン(.com)を取得したときにかかる費用は1年間で約2万円くらい。 すごく高かったけど、当時はその値段が普通な時代。 アナログ携帯電話の本体が10万円ってのは普通だった時代。

手軽に個人のウェブが無料で作ることができるサービスを提供していたGeocitiesも、個人サイト増加の勢いに貢献していたと思う。 個人的には、1993年に契約したISPはリムネットで、 リムネット が提供していたウェブサーバのスペースで個人ウェブサイトを公開して始めたのがきっかけ。 サーバは st.rim.or.jp で、電話で大阪から東京にあるアクセスポイントへダイヤルアップして、電話代がとてつもなく大変なことになった懐かしい思い出とかあったりも。

それぞれとても強い個性のあるウェブサイトばかりで、HTML手書きしたり、 ホームページビルダー MS FrontPage とか使って。

昔のYahoo!(アメリカ本家Yahoo!や日本のYahoo! Japanなど)が提供していたディレクトリ型ウェブ検索サービスが無くなってしまって、Googleのようなボットやロボットがクロールするタイプのサーチエンジンが主流になってからはブログ系やSNS系サイトを優先的に検索結果を表示するし、そもそも個人サイトはほとんど検索結果に出てこない。挙句の果てに、かなり危なっかしいフィッシングサイトがたくさん検索結果に出てくる始末。

昔は個人ウェブサイトを見ようと思うと書店にも売っていた「イエローページ」があって、そこへ電話帳のような感じで個人ウェブサイトを見に行くという楽しい時代もあって。

個人サイトのリンクを辿っているうちに、読めない外国語のサイトとかに出くわすと、知らない外国映画や知らない外国へ旅行したような、ちょっと違った世界を垣間見てドキドキしてみたり。

なんていうか、ちょっとした「宝探し」的な。

時間の無駄?

効率悪い?

直ちにここから立ち去って、帰ってくださって結構です。

ネット上の隅っこにある情報を見つける一種の「娯楽」に近い感覚。 その隅っこへたどり着く方法として、個人ウェブサイト同士のページリンクやディレクトリ型検索サービスがあったり、書店へ行ってイエローページ買ったりするわけで。

個人的にはそれが「ネットの面白かった時代」だったのかも。

今はそういった手段がほぼ無くなって、その「超隅っこ」へ辿り着くために見つけ出す方法が閉ざされてしまった。

そして個人ウェブサイトは、廃れていく……と。

極めつけは、Geocitiesがサービス終了。 これもかなり大きなインパクトがあったと思う。 Geocities上にあった多くのウェブサイトが、一気に世の中から消え去ってしまった。 ちなみに有志がアーカイブしたものを提供しているサイトは存在しているのは、ちょっとだけ救い。ここ → The Geocities Gallery

唯一、最後の生き残りだった「J.O.Y. (Japanese Open Yellowpages)」というディレクトリ型の個人ウェブリンクサイトも終了し、Googleでは引っかからないサイトへたどり着くのはほぼ不可能。

GoogleやBingがもし個人ウェブサイトだけをクロールするようなサーチエンジン作ってくれたら、あの頃のインターネットが生き返るような気が。

無理でしょうけど。

今どきの人たちは情報をウェブで探すとき、それこそ検索サイト使うのではなくてSNS上で検索するようになってきているみたいで、そうなればGoogleのような検索サービスさえ使われなくなってきているのでは?

とにかく「SEO」という言葉が好きではないので、ここも個人ウェブサイトらしく徹底的に好きなように作って公開続けていければと思う、今日この頃。

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