8ビット箱

音楽とインターネット

昔から聴いていた音楽ではないけれど、30~40年以上前の曲を聴くと胸を締め付けられるような、今更ながらそういった感動的な音楽と巡り合うことが多く、不思議なことに「懐かしい」とも感じてしまう、今日この頃。

インターネットにデバイスが繋がっていれば、誰でも音楽を自由に(広告はあるけど)無料で気軽に聴けてしまう時代、それに対して批判も多くはあるけれど、自分のような「今まで聴かなかった曲との出会い」は、昔よりもずっと増えたように思うので、聴く側としてはすごくいい時代になったなと思うわけで。

だけど、当時からいろんなアーティストがたくさんの曲を創って、今は更に自分も同じく誰でも簡単に曲を作る環境も揃いやすく、そしてインターネットで公開できる場所が広がっている現在。 だけど恐らくはインターネットの助けがあったとしても、公開されている曲と出会える確率自身は、とてつもなく低くなっているのかも。 そこはひょっとするとネガティブポイントなのかな?

インターネットで音楽を聴くという時代が来るまでは、レコード・CDショップへ足を運んで設置されてるプレーヤーとかで試聴したり、音楽系の雑誌から情報を得たり、家ではラジオやMTVから新しい音楽に出会ったり、今とは全く次元の違う世界だったように思う。

個人的にはどちらかというと、昔の方が「ワクワク」する感は強かったかな?とか思うけど、インターネット上で手軽に探せる便利さも捨てがたいと思う。

ワクワクほとんど無いけど。

というのも、自動的に気に入ってもらえそうな曲をサジェストしてくる機能、これがたぶんワクワクを削ぎ落としてる気がしていて。 自分から探しに行って「これはいい!」とか「うーん、これはちょっと好みと違うな」とか、ちょっとしたトレジャーハント的な感じだったように思うから。

時間の無駄?

どこかへ旅に出るとき、途中経路を楽しめない人はそう思う?

ま、いいや。

Life is short って言いますし。

で、もちろん、ラジオやMTVとかは、その時のプロモーションされている曲が中心に流れてくるんだけど、それでも何か、今のネットによくあるサジェスチョン機能とは違っている気がしていて。 ある意味、大体は好みの音楽に出会える、精度の高さも原因があったりしないのかな? プロモートして売れないと困るでしょうから、精度上がるのは「売り手側」としては良い傾向だと思うけど。

でも、何だろう……「あー、これはちょっと違うなぁ。よし、違うの探そう……。あった!」みたいな、そういう過程が無くなってしまって。

時短?パフォーマンスが良い?

何それ、まさかそんなこと考えたりして、曲探して、音楽を聴いてるのかな?

違うと思いたいけど、ここ最近、そういうキーワードをよく見かけるから。

ところで、そのアーティストへ正しく還元されているのかな?という点、そこだけがちょっと気がかりではあるけど個人的にやっているのは、巡り合って好きになったアーティストや曲があればCDを買うようにしてる。

でも30~40年前の曲って、新品CDが既に絶版していて買えないことも多々あって、そういう時はアーティストに還元されていると信じているSpotifyやYouTubeで聴くようにしている。

中古CDを買うこともあるけど、アーティストに還元されていると思うネット上のサービスでストリーム再生して好きな曲を聴くようにしたり。

絶対に「ダウンロードして聴く」ということは、個人的にはしていない。

というか、それはちょっとルール違反だと思う。

それをやると、アーティストに還元されないんだけど、ここ最近、例えばだけど「動画レコーダー」という商品名でYouTubeの動画をダウンロードできるものを、平気で売っているメーカーや販売店(ソース****という会社とか)がいて、その商品や広告を見るたびに気分が猛烈に悪くなってしまう。 ただでさえ音楽が「金銭」を産まなくなってきている現在の状況で、こういう事を推し進めて販売している人たちを、個人的には強烈な嫌悪感があるわけで。

自分もSpotifyへ楽曲を登録して聴けるようにはしていて、1回の再生に対しての収益なんてほぼゼロに近いことが身をもって知っているので、こういう行為は完全にアーティストの敵だな、と強く思う。

ダウンロードと、一時期流行った「レンタルレコード、レンタルCD屋から借りたものをコピー」と何が違うの?っていう疑問はちょっとあるけど。 あの業界の仕組みを詳しくは知らないけど、レンタルされればアーティストへ還元されてると思っているんだけど、実際のところどうなんだろう。

ちなみに自分はレンタルCD屋でCD借りたりすることはほとんどなくて、お金が全然なかった時代でも、貯金してレコードやCDをがんばって買ってた。 この前、CDを整理してたら600枚くらいあって、全部CDケースを捨てて、コクヨから出てる薄くたためるケースへ全て移し替え作業してみた。 仕事終わった後に夜中まで毎日作業するという、見た目は完全におうちで内職していた親の姿を見てるような気分に浸りつつ、なかなかの苦行だった……。 これからもCDは大切に音楽を聴くためのメディアとして、時々は持ってる小さなステレオで聴いてる。 (ちなみに、以前ここで落書きした時のテクニクスはもう手放してしまって、今はTeacのプリとパワーアンプ、Cambridge Audioの小さなスピーカー、マランツのCDプレーヤーという構成)

カジュアルに聞き流すのではなくて、聴くことに時間を集中。

映画を観るのもそうだと思うけど。

あ、でも、映画でさえ、誰かが勝手に短くまとめて、カジュアル(?)に見られるようにしている、というのを聞いたことがあるな。

あまり時間節約重視しすぎると、「思いがけないチャンス」逃してたりしそうな気もするんだけど、人生短いし(自分は100年生きるとは全く思っていないし)、考え方、人それぞれ、かな。

こういう落書きしてると、徐々にどの時代の人物なのかが晒されていくという、今日この頃。

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