
マイクロキャビンの「ダイヤモンドアドベンチャー」。
マイクロキャビンのアドベンチャーゲームと言えば「ミステリーハウス」が恐らくは一番有名なのかと思うけど、このダイヤモンドアドベンチャーも個人的にはマイクロキャビン名作の1本。
テープのロード時間はそれ程長くなくて、約2分程度。
32KBメモリに拡張しておかないと動かないのでご注意を。
PC-6001mk2以上の機種であれば、気にせず迷わずMode 2で。

テープが読み終わると、いきなり目の前に立ちはだかる見た目4階建てのビル。
これが、あの「ダイヤモンド」が隠されているビルなわけで。
「Hit any key!」ということで、壊れない程度にキーを叩いてゲーム開始。

「どうする?」といきなりの質問攻撃。
ミステリーハウス同様に、英単語入力でゲーム進行。
しかし1千万円のダイヤを見つけ出すなんて、小学生時代に初めて遊んだ自分としては、全く想像できない金額。
鼻水を袖で拭いながら行きつけの駄菓子屋に通っていた時代。
一体何回もの駄菓子屋にあったクレイジーコングが遊べるんだろう?とか、そういうことを考えつつ、結局答えが出ないまま、「forward」で前進。

「1F」のドア前に到着。
「Hit-key!」と、鮮やかな水色のドアが眩しく画面から目に飛び込んでくる。

「help」を打つと、こんな感じで懇切丁寧に例として英単語が出てくる。
この並んでる単語、とても重要なものばかり。
ちなみに「PAGE-KEY」とは、キーボードの右上にあるキー。
P6ユーザには馴染みあるキーなので、特に説明は不要だとは思うけど。

「2F」に上がって、ドアを開けてみる。
んー、吸い込まれそう。
とりあえず、吸い込まれてみてほしい。

ん・・・えっ・・・!?
サイレン音が近づいてくる・・・。

あっという間にゲームオーバー。
しかも「Ok」。
ゲームオーバーになると、普通にパピコンが起動直後の、いわゆるベーシックが入力できる画面に戻っている状態に。
なので、またゲームを始めるには、「run」とゲームはまた開始。
もちろんテープは読み込んだ後だから、すぐにゲームが始まる。
もちろん「list」とかも打てるけど、あまりお勧めしたくない。

気を取り直し再開。
あちこち移動してみる。
いい感じの花と花瓶、テーブルにキャビネット。
自分の家の中には、花なんてないな、そういえば。
やっぱり花があると、エレガントな感じがグッとアップ。

椅子。
見たまんまだけど、念のため。

アドベンチャーゲームに「絵」や「写真」、ましてや絵画が壁にかけてあれば、やることは1つ。
そういえば、このゲームを始めて遊んだあの頃、PC-6001mk2を接続していたテレビのチャンネルは、がちゃがちゃっと回すタイプだったな。
この家にあるテレビは、見た目から恐らく押しボタン式。
友達の家にもそういうテレビがあって、ものすごく憧れたあの頃を今また思い出す。

椅子。
くどいようだけど、念のため。
それと、本棚。
まさか本棚に見えない、とか言う人がいたらどうしよう。
しかし、すごく大きな本棚なのに、置かれている本はほんの少しで、空きスペースたっぷり。
アドベンチャーゲームで本棚とか、本とかあると、これは何かやらなくては!という気分になってしまうのは、きっと自分だけでは無いはず、と思うんだけど、どうだろうか。
これ以上の画面写真などは、これからダイヤモンドアドベンチャーをプレイする方には申し訳ないから、この辺までにしておくことに。
せっかくのアドベンチャーなのに、写真貼りすぎるとネタバレになってしまうので。
もっと見たい人はチャレアベで・・・ってなったあの時代は良かったなぁ、と。
こんな感じで進めていくダイヤモンドアドベンチャー。
ミステリーハウスよりも即ゲームオーバーになるトラップが多くなってる。
各部屋の絵は用意されているけど、感覚的にはテキストアドベンチャーに近い感じがするゲーム。
鮮やかに色がついてるのもあって、ミステリーハウスと比べて若干緊張感が減ってしまう気もするけど、鍵を見つけたときとかにはいい感じの効果音が流れたりと、いろいろ盛り上げてくれる要素も増えて進化してるなー、と感じる逸品。
難易度はそれ程高くはないけど、つい何度も遊んでしまうのは、やっぱりマイクロキャビンのアドベンチャーゲームって、クォリティが高いからこそだと、そう思う今日この頃だったりする。